おばちゃんの執念…

以前書いたアジールというお店。
ついに、おばちゃんがゴミの違法投棄の現場を押さえた。

夜12時頃、突然訪ねてきて一緒に来てくれといわれ、
おばちゃんちのゴミ箱を見ると事業所用ゴミ袋が入ってた。

なんでも2階の窓から見ていると、
消灯後、お店から二人が出てきて
辺りを見渡しながら、ゴミを入れてったそうだ。

写真に撮り、ゴミ袋を倉庫にしまった。
明日、店と話をつけるのに一緒に行ってくれという。
「僕なんてだめですよ〜」と言うと
「あんた、法学部を出たんじゃろ」
(いらん事だけは良く覚えてる…)

そして今日、仕事中だけど行って来ました…

最初、店長は「知らない」と言っていたが、
おばちゃんに「あんたとあんた」と指を刺され、
証拠のゴミ袋を持ってくると、渋々認めた。
しかも、ゴミの収集契約すらしてないそうだ。

おばちゃんに
「おばさんがこれから出来ることが三つあります」と私
「1.保健所に通報し営業停止にして貰う
 2.警察に電話して違法投棄を告げる
 3.それらを円滑に処理するために弁護士を呼ぶ」

考え始めるおばちゃん。
青ざめる店長と料理長。

しばらく考えてから
「もうしないと約束するなら今回は許す」とおばちゃん。


まあ、そうだろうなぁ

そこで私が、
「今日中にゴミ回収業者と契約すること
 毎日違法駐輪している自転車を近くの公営駐輪場に持って行く。
 今回は許すのではなく、通報並びに賠償請求を一時保留するだけです。」
と言ったら、
ホッとした様子で「直ちにやります」と店長が約束した。

最後に
「悪いけど今回の会話はすべてICレコーダーに録音させて貰いました。
 裁判でこれが証拠とならないようにね」と付け加えた。

おばちゃん、喜ぶ、喜ぶ。
ニコニコしながら
「ダテに法学部出とらんねぇ」
「録音までしとるとはね、お〜怖」だって…


毎日毎晩、窓から監視を続けたおばちゃんの執念の方が、遥かに怖いと思うけどな(--;)